2020年05月25日
昨日の『雨仕舞い』について更新します
ただし、奥が深いので
ほんの一部をご紹介します
また、技術的な事なので
面白くなくてもご理解ください
雨仕舞いは建築の現場において
浸水防止の処置を施すことを言います
つまり、建物を雨などから守る処置です
代表的なところで
一般的な木造住宅は
外壁の下に『透湿防水シート』を施工します
写真で見える白い紙の事です
字のごとく、湿気は通し水は通しません
外部からの雨は通さず
壁の中の湿気は逃がす事ができる素材です
家の耐久性向上のために大事なシートなのです
このシートはただのシートではありません
高密度ポリエチレン不織布です
0.5~10ミクロンのポリエチレンの
極細長繊維をランダムに積層し
熱と圧力だけで結合させたシートです
透湿防水シートは手で破ろうとしても破れません
カッターナイフで切る事はできます
実物をよーく見ると
繊維が入っているのは見えます
建築材料も飛躍的に性能・品質が向上しています
時代とともに家はお客様に安心していただけるよう
変化しています